令和8年4月以降 産科医療体制の見直しの可能性について
お知らせ 令和7年2月5日に開催された木曽医療圏地域医療構想調整会議で報告しましたが、木曽病院では令和7年度末をもって常勤麻酔科医師を確保する見通しが立っていない状況です。
安心安全な産科(分娩)医療を提供するためには、産科医師の確保のみならず、出産後の新生児の対応を行う小児科医師の確保に加えて、帝王切開時に麻酔管理を行う麻酔科医師の確保が欠かせません。
このようなことから、麻酔科医師の常勤体制が維持できなくなる令和8年度以降については、緊急帝王切開にも常に対応できる安心安全な分娩体制の維持は困難になる見通しです。分娩医療機関において最も大切なことは、安心安全な分娩体制を提供することです。麻酔科医の常勤体制の維持ができない以上、安心安全な分娩体制を提供することはできません。このため、令和8年度以降、木曽病院では現在と同様に分娩を取扱う産科医療体制を維持し続けることが困難になる見通しです。
引き続き、木曽地域の妊婦の皆さんが安心して分娩に臨んでいただけるよう、木曽病院では産婦人科の外来診療体制は維持し、周辺の分娩取扱医療機関や郡内町村と連携を図りながら、妊婦健診及び産後ケアについて一層の充実を図っていく所存です。
詳しくは、本会議の資料を添付しましたので、ご覧ください。
皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます。