入院医療費について
(入院病棟によって入院医療費の計算方法が異なります。)
一般病棟(3階病棟)
- 診断群分類に基づく支払い方式(DPC/PDPS)により算定します。
DPC/PDPS方式は病名や治療内容に応じて厚生労働省が定めた1日あたりの単価により入院費を計算します。ただし、手術やリハビリ、一部の検査・処置、食事代などは別途追加となります。 - 労災、出産、交通事故、自由診療など、DPC/PDPS方式の対象外となる場合は出来高方式(行った医療行為の積上げ)で計算します。
- 病状や治療内容に変更があった場合は、入院日にさかのぼって1日あたりの入院費 が変わることがあります。その際は過不足分を調整し、追加請求又は返金させていただきますのでご了承ください。
- DPC/PDPS方式は、ひとつの病名に対して入院医療を行うことを前提としています。そのため、他の病気の治療や検査を希望された場合は、退院後にお願いすることがあります。
地域包括ケア病棟(4階病棟)
- 直接地域包括ケア病棟に入院された場合は地域包括ケア病棟入院料1(1日あたり29,620円)を算定します。
これにはリハビリ、投薬、注射、検査、処置(透析を除く。)、画像診断、入院基本料などの費用が含まれています。ただし、手術、麻酔、麻薬、抗がん剤・食事代などの料金は別途追加となります。 - 一般病棟から転棟された場合であって、厚生労働大臣の定める期間については、診断群分類に基づく支払い方式の算定方法により算定します。
療養病棟
- 療養病棟入院料を算定します。
- 療養病棟に入院される患者さんは、疾患、状態、日常生活に必要な動作(食事、入浴、排泄等)の状況により、厚生労働省が定めた区分に従い入院費を計算します。これには投薬、注射、一部の検査、処置、
画像診断(CT・MRI除く)、入院基本料などの費用が含まれています。ただし、リハビリ、CT・MRI、手術、麻酔、麻薬、抗がん剤、食事代などの料金は別途追加となります。
限度額適用認定証
- 医療費が高額になる方は、限度額適用認定により医療費が減額されることがあります。(自己負担限度額まで軽減)
- マイナンバーカード、オンライン資格確認の活用で、新生党の手続きは不要ですが、稀に申請が必要な場合があります。
70歳未満の方
- 自己負担限度額は世帯の所得等により異なります。(下表のとおり)
- 自己負担限度額は月ごと、医療機関ごととなり、入院と外来で別計算となります。
- 保険証の負担割合に応じた窓口負担額をお支払いいただき、支払後の手続きで保険者から受け取ることもできます。この場合は、給付までに2~3ヶ月かかります。
標準報酬月額 | 自己負担限度額 | 多数該当※ | 食 費 |
---|---|---|---|
83万円以上 | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% | 140,100円 | 460円 |
53万円 ~ 79万円 | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% | 93,000円 | 460円 |
28万円 ~ 50万円 | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% | 44,400円 | 460円 |
26万円以下 | 57,600円 | 44,400円 | 460円 |
低所得者(住民税非課税) | 35,400円 | 24,600円 | 210円 |
70歳以上の方
- 自己負担限度額は世帯の所得等により異なります。
- 自己負担限度額は月ごと、医療機関ごととなり、入院と外来で別計算となります。
対象者 | 自己負担限度額 | 多数該当※ | 食 費 | ||
---|---|---|---|---|---|
世帯単位(入院・外来) | 個人単位(外来のみ) | ||||
① | 課税所得 690万円以上 | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% | 140,100円 | 460円 | |
② | 課税所得 380万円以上 | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% | 93,000円 | ||
③ | 課税所得 145万円以上 | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% | 44,400円 | ||
④ | 一 般 | 57,600円 | 18,000円 〔年間上限144,000円〕 | 44,400円 | |
⑤ | 低所得者Ⅱ | 24,600円 | 8,000円 | - | 210円 |
お会計などでご心配なことがありましたら、お早めに1階相談受付窓口にご相談ください。