地方独立行政法人 長野県立病院機構長野県立木曽病院病院ボランティア募集期間の延長について～濱野院長より～
お知らせ -----医療者が疲弊しないように是非住民の皆さんのお力を貸してください----
～通算50日以上病院ボランティア活動を行っていただいた方には、木曽病院の無料健診券を進呈します～
院長の濱野です。
木曽病院では、５月より病院ボランティアの募集を行っておりますが、未だに十分なご応募がない状況です。木曽病院の大きな課題の一つに、職員、特に看護師の不足があります。以前より募集は続けておりますが、看護師不足は解消できていない状況です。
また、他病院では、外来クラーク、病棟クラークといった受付業務等を行う事務担当者が配置されています。当院でも募集をしておりますが、ほとんど充足できておりません。
このため、もともと不足している看護師が看護業務以外の業務（受付・院内案内、電話応対、カルテ・書類・データ管理、物品手配・管理、車椅子の方の誘導や介助など）に多くの時間を費やしている状況となっています。ご存じのように、木曽地域では医療者の数が県内他地域と比べても少なく、看護師が本来の看護業務にもっと専念できる環境を構築しなければ、看護師は疲弊して病院機能をさらに縮小していかざるを得なくなっていきます。
近隣の多くの病院では既に病院ボランティアの皆さんが広く活躍されております。地域の病院は、まさに、地元住民の皆さんと一丸となってそれぞれの病院の運営が行われているといえます。しかし、残念ながら、木曽病院では未だ病院ボランティア活動が積極的に展開されている状況ではありません。是非、医療者の疲弊を軽減するために、住民の皆さんのお力を木曽病院に貸していただき、名実ともに、木曽病院が地元住民の皆さんと一体となり、よりよい病院づくりを行っていただけるようになればと考えております。
現時点で、病院ボランティアさんに是非お願いしたい活動は、
① 患者さんの自動車から車椅子への乗り換えのお手伝い
② 外来患者さんの院内移動のお手伝い
③ 再来受付機・自動精算機へのご案内
④ 外来車椅子の補充や院内の消毒清掃のお手伝い などです。
もちろん、どれも初めてのことでご不安がおありだと思います。実際にお願いする際には、最初からやさしく丁寧にご説明・ご指導させていただきますので、どうぞご安心ください。また、既にご案内しておりますように、変則的なご予定でも構いません。月に〇回、週に〇回、〇時まで、などご応募いただく方々のご都合に合わせて活動いただけるように調整させていただきます。
さらに、この度、病院ボランティアの活動を行っていただいた方には、新たに次のインセンティブを追加させていただくことといたします。
① 病院ボランティア活動を通算で50日以上行っていただいた方には、生活習慣病予防健診と同項目の健診を木曽病院にて無料で受けていただけるチケット（有効期間１年、本人のみ有効）を進呈します。
② 病院ボランティア活動を通算で50日以上行っていただいた方には、インフルエンザ予防接種を希望される場合、優先的な予約と料金について一部病院で負担させていただきます。
③ 病院ボランティア対象の健康相談や講演会を企画します。
医療者の疲弊を少しでも軽減できるよう、住民の皆さんのお力をお貸しいただければ幸いです。
問合せ先：木曽病院ボランティア担当（事務部総務課）
0264－22－2703（平日9時～17時）