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地方独立行政法人　長野県立病院機構長野県立木曽病院

当院では、言語聴覚士（ST）による訪問リハビリテーションを実施しています。言語聴覚士は、ことばや発声・発音、認知などのコミュニケーションに関する機能に問題がある方、食べること・飲み込むことに問題のある方に対して、自分らしい生活を構築できるよう、支援する役割があります。
 
　嚥下機能に問題がある場合を、摂食嚥下障害といいます。この状態になると、飲み込みが上手く出来ず、食べ物が気管支から肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。また、低栄養状態になったり、脱水を引き起こすことがあります。このような状態で当院に入院される方も、しばしば見受けられます。
 
　当院の訪問リハビリテーションでは、主に食べること・飲み込むこと（嚥下機能といいます。）に対しての検査・評価を行い、状態に応じたリハビリテーションを実施させていただきます。
　摂食嚥下障害では、食事の姿勢や食事の形態の調整が必要です。しかし、ご自宅で適切な食事の様子を再現することはとても難しく、大変なことです。言語聴覚士が訪問させていただいた際には、食事について、ご家族からのご相談もお受けします。
 
　言語聴覚士による訪問リハビリテーションをご希望される方は、介護保険をお持ちの方は担当のケアマネージャーに、それ以外の方は主治医にご相談ください。