長野県立木曽病院マスコットキャラクター きそっぴい

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産婦人科の上條恭佑医師の原著論文が英文雑誌「The Journal of Maternal-Fetal & Neonatal Medicine」に採択・掲載されました

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 産婦人科の上條恭佑医師が執筆した原著論文「Clinical characteristics of a novel “Type 3” vasa previa: case series at a single center」(新分類であるタイプ3型の前置血管の臨床的特徴)が、米国の英文雑誌「The Journal of Maternal-Fetal & Neonatal Medicine」に、採択・掲載されました。信州大学産科婦人科教室との共同研究です。原著論文は英語ではOriginal Articleと呼ばれるように、完全オリジナルの論文で、数ある論文の種類の中でも、最も査読も厳しく、権威あるものと位置付けられています。
 前置血管は約2500分娩に1例と稀な合併症ですが、分娩前に診断がされていないと、胎児死亡が56%にのぼる非常に重篤な合併症です。従来、前置血管は2つのタイプに分類されていましたが、生殖補助医療技術(ART)の増加とともに従来のタイプでは分類されない報告がされるようになりました。本論文は、信州大学で経験した前置血管症例を集積し、新しい分類であるタイプ3型を提示し、その臨床的特徴をレビューした大変有意義な内容といえます。
 因みに、木曽病院産婦人科では全妊婦さんを対象に前置血管という稀な合併症を妊娠前に発見できるように、論文に記載したカラードプラー法やパルスドプラー法を用いて、妊娠中期、後期、帰省分娩時に、2名の医師でそれぞれ別の日にスクリーニングを実施しております。

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