令和４年度 長野県立木曽 病院指標

令和4年4月1日から令和5年3月31日に一般病棟を退院した患者さんについて、年齢階級別（10歳ごと）に集計したものです。
90歳以上はまとめて1つの階級としています。

当院は木曽医療圏唯一の病院として幅広い年齢層の患者さんに医療を提供しています。
年代別では80代が33.7％と最も多く、次いで70代、90代以上となっています。
70代以上の患者さんが70％以上、60歳以上になると85％を占めており、高齢化率の高い地域特性が表れています。

令和4年度に入院した患者さんについて、罹患率の高い5つの癌（胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌）を病期（ステージ）ごとに集計を行ったものです。
初発は癌の診断から初回治療を行った場合、再発は初回治療以降の継続治療を行った場合として集計しています。
患者数が10名未満の場合は「－」で表示しており、ステージ0のものは集計の対象外となっています。

UICC分類とは、国際対がん連合（UICC）で定められた癌の分類方式です。
原発癌の大きさ、広がり、深さをT、原発癌の所属リンパ節転移の状況をN、他の臓器への遠隔転移状況をMとして区分し、それらを総合して病期（ステージ）を判定しています。

当院は厚生労働大臣より地域がん診療病院の指定を受けており、質の高いがん診療の提供、がん患者さんの相談支援等の役割を担っています。

成人の肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
該当患者数が10名未満の場合、「－」で表示してあります。
令和4年度は令和3年度と比較し中等症の患者数は15名減少、平均年齢は2.98歳高くなっています。
なお、誤嚥性肺炎は分類が異なるため、この指標には含まれません。

脳梗塞の発症日別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計したものです。
令和3年度と比較し患者数に大きな変化は無いものの、平均年齢は2.21歳高くなっています。
また、発症から3日以内に入院となる患者さんが多く、発症後早期に入院、治療を開始する患者さんが多いことがうかがえます。

手術・処置等の合併症が最も多く、その内訳は内視鏡的切除後出血、カテーテル関連尿路感染症、血管透析カテーテルの機械的合併症が主となっています。
手術、処置の前には術後に起こり得る合併症について事前に必ず説明を行い、患者さんの同意を得た上で実施しています。